どうもひめたそん@himetasonです。
今回は人の病気ではなく猫の病気の話をします。
高齢になる猫がなりやすいと言われる腎不全体験記
普段は主に精神的な人の病について綴ることが多いのですが、今回は猫さんの病気についてです。
というのも家の飼い猫が今年で16歳になるのですが、全くご飯を食べなくなり衰弱してしまったのです。
以前飼っていた19歳になる猫さんが亡くなる前、同じように何も食べなくなり衰弱していきました。
その時の原因は老衰でした。
16歳になる現猫さんもかなりお年寄り。
覚悟を決める必要があるのかなと落ち着かない日々を過ごしていたんです。
しかし、風邪や病気のことも考え1度病院に行くことにしました。
そこから体験したこと、知ったことなどを今回はまとめたいと思います。
考え方は人それぞれですし当てはまらないことも多いとは思いますが参考にしていただければ幸いです。
診断結果は腎臓が機能していないという腎不全

動物病院に行くとレントゲンや血液検査など色々な検査を受けます。
色々と不安がありましたが全体的に悪くはない結果。
しかし唯一引っかかったのが腎臓関係の数値。
BUNとCREという値です。

右側が正常値なのですが検査結果は大きくその値を上回る数字でした。
簡単に説明すると腎臓の殆どが機能していない状態。
詳しくない僕はこの結果を受けたくさん調べました。
腎不全は高齢の猫に比較的多く発生するらしいこと。
そして腎臓の機能は復活しないということです。
治療をするとしても対症療法(症状を遅らせる)。
やはり覚悟は必要だということを知りました。
医師からの提案は3種の方法で入院、デイケア、通院。
やっていくことは同じで点滴と投薬、強制給餌です。
ここで悩むのは猫さん本人の気持ち。
辛い思いはさせたくないというのが本音です。
無理に治療をするのは僕個人として違うかなと思いました。
もちろん生きて欲しいというのも本音。
非常に難しい問題でした。
しかしただ悩み続けても後悔が残ります。
結果的に治療を始めて、嫌がったり苦しむようならやめる。
というスタンスでやっていくことにしました。
通院開始と強制給餌開始

最初は毎日病院で点滴と薬の投薬、自宅では強制給餌という日々が始まりました。
この時点で点滴を嫌がることもなく、強制給餌も吐いたりせず怒ることもないので継続することに。
1週間ほど通院を続けた結果がこちらです。

少しですが数値が下がりました。
猫さん本人も少し元気になってきましたね。
元気になった理由に心当たりがもう一つありまして、病院に行くのを猫さんが楽しみにしているんです。
今まで殆ど外に出ることはなかったので気分転換になっているのかもしれませんね。
この結果を受け次に医師から言われたのが自宅療養です。
具体的には投薬、点滴、強制給餌全てを自宅でやるということ。
そして1週間後にまた血液検査をしてみるということでした。
猫に点滴を刺したり錠剤を飲ませるというのは非常に怖い。
という思いを抱きつつも数日医師にご教授してもらい、自宅で朝晩の2回点滴を打ち投薬もすることになりました。
自宅での点滴、投薬を開始しました

最初は緊張しましたが猫さんも抵抗することなく受け入れてくれるのできっちり点滴、投薬をすることができました。
正直猫さんに感謝です。
薬に関しては粉薬は嫌がるので腎臓の薬、胃薬共に錠剤にしてもらいました。
点滴は首の下あたり(背中との間)に消毒後刺します。
腎臓用の錠剤は猫さんに口を開けてもらい喉の方へ指で薬を入れてあげ、喉をさすり飲ませてあげるんです。
嫌がらないといえども少し申し訳なくなってしまいますね。
食に関しては自分からも少し食べてくれるようになり毛並みや目つきも少し良くなってきていました。
自宅治療を1週間続け次の血液検査の結果がこちらです。

数値がかなり下がっていましたね。
しかしまだ食が細くちょっと貧血気味とのこと。
次に医師から言われたのが点滴を減らして様子をみるということです。
薬はそのまま継続し点滴の量を半分にすることになりました。
点滴の量を減らしてから1週間の結果

点滴の量を半分にして強制給餌と投薬を続けました。
僕も猫さんもこの生活に少し慣れてきたのか、お互いちょっと落ち着いてきた頃合いでしたね。
病院に行ってから半月経つことになります。
より負担のない点滴の速さや刺す場所などもわかってきたのか、点滴しながら昼寝していることもあります。
最初は辛そうなら継続しないという考えでしたが、むしろ楽そうなので継続です。
そしてまた1週間続けた結果がこちらです。

かなり正常値に近づいてきています。
貧血気味も解消してきており猫さん本人も本調子とまではいかなくとも元気を取り戻してきていますね。
そしてまた点滴を半分に減らしながら自宅療養を続けて今に至ります。
最終的には週に1、2回の点滴で落ち着けると良いというのが医師と話した結果ですね。
現在進行形で闘病生活真っ最中です。
今後大きな変化があった場合また追記しようと思います。
あとがき
ということで猫さんの腎不全について体験記でした。
初めてのことだったり色々と決心をつけたり覚悟する恐怖がせめぎ合ってたくさん悩みましたね。
腎不全は治るということがないのであくまで対症療法。
進行を遅らせたり補うことしかできないのが現実です。
最初は家族が1人いなくなるかもしれないという不安で落ち着かない日々でした。
もちろん今割り切れているかというと嘘になります。
しかしこの闘病生活を経て思うのは猫さんに対して「ありがとう」という感謝の気持ちですね。
この先どんな結果になろうともその気持ちは固くなりました。
その感謝を今後忘れることなく見続けていこうと思います。
それでは今回はこの辺で。
ではまた。