今日も今日とて眠れないひめたそん@himetasonです。
もう寝れない時は寝ない方針。
今まで出会ってきた心の病と戦う人
今回は少々きつい話になるかもしれない。
自分が心の病との戦いを真面目に始めた今、改めて思う事や思い出すことがある。
僕がうつを実感したのはここ最近。
しかし花ぽんさんのリサーチを参考にすると僕の予兆はもうだいぶ昔の話。
この時に悩んでいる人が想像以上に多かったのもびっくりした。
恐らくみんなが思う以上に深刻な問題だと思う。
水際救済は絶対に必要なのだ。
知らないなら絶対知らないままの方が良い病気。
感情が入ってしまう位僕は思うし止めたい。
僕の今までの経験からその深刻さを伝えたいと思う。
まずは僕の話から
以前にも書いたが昔、急な虚無感が現れ鳴り響く踏切に足を踏み入れようとした事がある。
そしてその後にも当時の友人と海に行った時、また訪れた虚無感。
前兆もなく当時青春をしていて深刻な悩みもなかった。
そしてテトラポットから身を投げそうになって友人に止められた。
本当に無意識。どちらもだ。
正直な所僕は欲深く割と人生を自分勝手に楽しんできたつもりで、死にたいと口にした事は無い。
死にたいと思った事もない。
確かに嘔吐恐怖やパニック障害で辛い思いはしてきた。
だが自由に楽しんで生きていた。
それなのに無意識に死に向かおうとする瞬間。
そんなものが何度かあったわけだ。
それでも今こうしていられるのは友人や自制のおかげだと思う。
今思うと前兆と呼べるものは昔からあったのかもしれない。
傷を負った人、いなくなった人
末期な程心の病を抱えた人、正義感が強く優しい人。
そんな人達は自分の悩みを誰にも悟られまいとしているのか、普通の元気な人に見えた。
しかしある日突然悲劇がやってくる。
僕の経験した2つの話がある。
どちらも事件が起きる前日まで楽しく普通に接していた友人だ。
何の予兆も感じられなかった。
むしろ自分より元気に楽しんでいるように見えたくらいだ。
そんな人が1人、リストカットを通り越え腕を半分以上切断した状態で自宅風呂場で見つかった。
幸い発見が早く命に別状は無かった。
女性なのだが、実は密かに鬱に悩まされていたそうだ。
しかしその事件後、泣いて謝る家族や僕らを見て克服したという。
1度過ちは犯してしまったが、鬱は治り今現在元気に過ごしているようだ。
しかしもう1つの話。
こちらも思い出すのが辛い過去。
同じように元気でしかも気の強い女性。
また同じように事件の前日一緒に遊んでいた。
そんな友人が次の日、自室で亡くなっていた。
信じられなかった。今でも信じられない。
信じられないと同時に心のSOSに気付けなかった自分を酷く憎んだ。
どんなに辛かったのか、どんなに苦しかったのか。
もう聞くこともできない。
悔しい。何かしてあげられたのじゃないか。
その頃は本当に頭を離れなかった。
そして自分が心の病に対峙した今、尚の事思い出してしまう。
長い間戦った彼女
最後に僕の昔お付き合いしていた彼女。
その彼女もまた、心の病と戦っていた。
双極性障害と多重人格である。
最初は信じがたい現象に混乱した。
多重人格が本当にあるのか、それとも、
このように過剰な薬の摂取で記憶を失っている間の人格なのか。
今だに定かではないが何年も1人の彼女の2つの人格と付き合ってきた。
そして本気の鬱は心の甘えなんてものじゃないよ。
本当に病気なんだよ。
僕はそう確信した。
だって本人は甘えてなんかいない。
あんなに辛い思いしていても会社に悟られないように働いていた。
安易に頑張れなんて声をかけられない。
だって本人はもう頑張りすぎているんだ。
彼女の家族も含めて苦しんで頑張って泣いているんだ。
あんな辛い病気を甘えだとかで片付ける事は僕には出来ない。
当時自分に鬱の実感がなくてもそう思った。
それが幸せなのに患ってしまうなんて悲しいよ。
不満があれば解消してあげる為に努力できるのに、一緒にいてくれるだけで嬉しい。
そう言って、幸せだって言ってくれるんだ。
病院に行って入院しても仕事を辞めても治らない。
思いきり甘えられる環境を作っても治らない。
あんな悲劇はないよ。
約8年間お付き合いした後、喧嘩をする事なくお別れをしてしまった。
しかし今は少し落ち着き子供も生まれ幸せに過ごしているという。
僕は今でも気に留めている。
一生涯幸せであって欲しいと思っている。
次の悲劇を生まない為にも
心の病気は深くなるほど他人に見えなくなる。
むしろ変化し始めの方が自分自身も周りの人も気付けるのかもしれない。
絶対に防ぎたい。それが赤の他人でもあんな辛い思いをする人が増えて欲しくない。
自分が対峙している今だからこそわかる事もある。
当時彼女が飲んでいた薬も今ならどんな薬なのかわかる。
どんな症状がどんな形になっていくのか。
それは絶望とも呼べる悲しい病気だ。
それが今自分にも起こっている。
辛いが今まで関わってきた人達の辛さがわかる。
僕は守りたい。見える範囲の人にしか伝えられないけど、当事者も身内も本当に辛い病気だという事。
だから右往左往している今を伝えて回避できる人は回避して欲しい。
そんな思いが今は強く胸にある。
まとめ
正直ちょっと感傷的になったり感情が出てきて文章が崩れていたら申し訳ない。
だが身近で体感した事は信じたくなくても現実だった。
自分が治る以上にあの苦しみに耐える人を見るのが辛い。
若い人なら尚更、本当なら楽しく青春している時間を辛い思いで埋めて欲しくない。
僕が克服や対策していく過程を見せて回避してくれても嬉しいし、僕が息抜きでアホな趣味や散財をしている事に心の逃げ道を見出してくれても良い。
何ができるかはわからないが全力で何かしていきたい。
それが心の病になった僕、心の病と戦う人と接してきた僕の気持ちだ。