今日から独り言を始めよう。
ひめたそん@himetasonです。
目次
明晰夢を見た時の思い出をただ語る
明晰夢って当時その名前を知らなかったな。
成人してからは1度も見ていない。
10代の時に経験してあまりに楽しかったもんだから、翌日ノートにエッセーかのように書いた。
ただ見ている間は楽しいのだけど起きた時妙に疲れていた。
いまいち仕組みが分からないけど多分睡眠中に脳のどっかが起きているから、夢だと眠っている間に自覚できるんだろうな。
それ故しっかり休みきれず起きた時に疲れがあったのだと勝手に思っている。
せっかくだから端折って内容を書いてみよう。
携帯の画面に現れた運命の人を探す
自分で書いといてなんだけどかなりあれな感じになっちゃうな。
何夢見てんだよみたいな。
まぁ夢なんだけどさ。
もう10年以上前に見た夢なもんだから、当時のノートでも見ないと曖昧。
とりあえず携帯電話(当時はガラケー)の画面に女性の姿が映っている。
その画面を見たあたりで「あ、これ夢だわ」って気付いた。
いつもなら今夢見てるって気付く時は目がさめるのだけど、その時はさめない。
不思議なもんだった。
記憶にない風景の中、携帯電話を握る僕。
夢っていつも自分を遠巻きに見ている感じ。
だが明晰夢の時は自分の視点だった。
夢と分かっていながらも折角なのでその女性を探す事にした。
夢の世界は非常識なもんで物理法則を無視した移動速度と時間の流れ。
短時間に数年間を体験したようだ。
しかしどこに行っても見たことのない風景。
知らない街に知らない建物、知らない山に知らない湖。
そして時折記憶がとぶ。
多分ちょいちょい深い睡眠状態になっているからなのかな。
女性の過去を辿る旅
知らない世界を自由に歩き回っているのもそれは確かに楽しい。
だが今も尚思い出に残っている理由が、忘れられない印象に残る描写があったからだ。
行く先々で毎回、携帯の画面越しにその女性が過去その場所で何をしていたのか。
その情景が流れるのだ。
学校では学友と遊ぶ姿。
海では笑いながら泳ぐ姿。
街ではショッピングを楽しむ姿。
このように普通の生活風景がその場所に行くと見える。
その過去を辿るうちにたどり着いた場所。
それは海沿いの公園の祭りが舞台。
予想外な事に女性と僕が映っている。
ひとしきり楽しく祭りを楽しんだ後、なぜか2人とも泣きながらお別れをしていた。
見ていいて僕も何故か悲しくなった。
そして最後にたどり着いたのが廃ビル。
そこで映った女性はとうとう携帯の画面越しに僕の方を向き何か喋っている。
泣きながら必死に。
でも声は聞こえなかった。
何を訴えているのか、何を求められているのか。
何も分からないけどただすごく辛い。
涙が出た。
そこで僕は目が覚めた。
起きた時、リアルに僕の目から涙が出ていて、状況が最初飲み込めなかったのを覚えている。
この終盤の描写が今でも思い出に残っている理由だ。
数年経った今思う事
今になって思うと楽しかった反面、書いていて少し怖い気もする。
記憶に無い風景達は僕の頭の中の世界なのか。
それとも映画や漫画などの風景が頭に残っていたのか。
分からないがどこも印象的な風景だった。
そして探していた女性。
一体なんだったのだろう。
考察だが夢の中の設定では昔別れた女性を探していたのか。
夢と自覚したせいで僕自身の設定が分からない。
ただただ泣きながら別れていた僕と女性の姿と、泣きながら僕に訴えかける女性の姿。
この2つが未だに頭を離れない。
今でも僕に何が言いたかったのか、その女性との関係を考えてしまう時がある。
夢と分かっていて意味も分からないのに何故僕は泣いて、起きても尚泣いていたのか。
その答えは多分見つからない。
だって夢だもの。
元々妄想大好きで小説、物語が好きな僕。
見る夢も妄想的でカオスだな。
ただ明晰夢は見ている時間が本当に長い。
リアルにその時間を過ごしているかのようだった。
移動時は都合よく記憶がとび次の場所に着いている。
やっぱり楽しかったな。
もうめっきり明晰夢なんて見なくなった。
意図的に見れる方法があったら楽しいのに。
ウィキペディア見た限り方法は無いらしい。
残念である。
いつか夢の中でこの話の続きが見れるよう祈っている。