
おはモニ。
どうもひめたそん@himetasonです。
とうとう僕の可愛いアイテムを紹介する時が来ました。
無限の可能性を秘めた小さなコンピューターに惚れた
最近はCentOS7を採用した自作サーバーでブログを立ち上げたり、ファイルサーバーを構築したりしています。
それ故にLinuxに触れる機会が多くなり、日々勉強しているのですがこれが楽しいのです。
多少抵抗のあったCUIでの操作にもなれ、最近はGUI環境より楽とまで思えて来ました。
しかしサーバーってあんまり下手に弄れないんですよ。
WEB上にブログを公開しているので主にメンテナンスがメインです。
もっと思い切り弄りたい、そして常用したいと思いました。
もちろん勉強も兼ねてです。
そこで以前から気になっていた存在の話です。
ラズパイに初めて触れる僕が、初期設定からOSOYOO製の液晶とケース装着までをまとめてみました。
この小ささの中に秘められた力に感動しています。
導入手順などの覚書も兼ねてご紹介。
面白いものが好きな方から小さいものが好きな方まで誰かの参考になれば幸いです。
名前から可愛さを感じるコンピューター「ラズベリーパイ」
今回僕が入手したものはラスベリーパイという小さなコンピューターボードです。
本当に超ミニサイズですよ。
まずこれは何なのかという事を紹介しましょう。
まぁ極論なんでもできる可能性を秘めている小さなコンピューターです。
今回僕が使うのはRaspberry pi3 ModelBというものになります。
他にも種類はたくさんありまして、今年発売された最新型のModelB+というものもありますね。
安いものだとスペックが低めで5ドルくらいから購入できまして(Raspberry Pi Zeroなど)、フラッグシップでも35ドルほどと非常にお手頃な価格設定です。
元々は教育用のコンピューターなのですが、今は色々なところで活用されていまして耳にする事も多くなったかと思います。
この小ささに十分なインターフェースが備わっていまして僕のモデルの場合は、
・USBx4
・HDMIx1
・3.5mmオーディオアウト
・MicroSDカードスロット
・有線LAN端子
・無線LAN
・Bluetooth
・MicroUSB(給電用)
と、パソコンとして申し分ないですね。
それに加えあらゆる機器との連携などある種メインと言っても良いGPIコネクタが搭載されています。
コンピューターとして重要なCPU、メモリもオンボードし、ストレージのみ非搭載。
MicroSDをメインストレージとして使用します。
電源はスマホでおなじみのMicroBで給電出来るので調達も楽ですね。
OSに関しては実に様々な種類が存在するのですが、主にLinuxがベースのOSなのです。
最近Linux好きの僕には最高ですよ。
一番オーソドックスなのはRaspbianという公式のOSですね。
電子工作として実に幅広い活用や開発ができ、その可能性は調べきれません。
なので例をあげますと部屋の家電を全て制御している人もいればロボットを作っている人までいます。
まずは「Lチカ」と検索して見ると初心者には良いかもしれません。
YouTubeなどで検索するといろんな作例を見ることができますよ。
またしっかりパソコンとしても使えちゃうんです。
Linuxですからね。
CUI環境もGUI環境も用意されているので勉強にもなります。
用途を絞ればメインPCとしても活躍するかもしれませんよ。
CentOSを使用していてLinuxに可能性を感じているところだったので、このコンパクトなLinux機に僕がときめかない理由はありませんでした。
OSのインストールから初期設定まで
今回は初見ですのでオーソドックスなRaspbianの最新版をを選択しました。
[sanko href="https://www.raspberrypi.org/downloads/raspbian/" title="ダウンロードページ" site="公式サイト"]まずNOOBSとRaspbianの2種類がありますが、どちらでもインストールはできます。
前者がラズパイ本体でインストール作業をするファイルで、後者は別途他のPCでSDカードにインストールします。
僕はNOOBSのフルバージョンの方でインストールしました。
SDカードをFAT32のマスターブートレコードでフォーマット。
Macのディスクユーティリティから操作しました。
そしてダウンロードしたファイルの中身を全てSDカードに移します。
OSの準備は完了したので次は本体ですね。
必要最低限なのはUSB接続のキーボードとマウス、HDMI対応の液晶(テレビでも可)。
先ほどのSDカードとこれらの機器を繋げて(有線LANを使用する場合はそちらも)最後にMicroUSBを挿すと電源が入ります。
ちなみに電源スイッチはないです。
ここからはGUIでのインストール作業になるので簡単です。
言語選択で日本語を選んでからOSにRaspbianを選択しインストール。
この際各種設定(無線LANやタイムゾーンなど)をしておくと後で楽です。
あとは勝手に進んで無事デスクトップ画面が表示されれば完了。
なかなか簡単だと思います。
初期起動では英語のままだと思うのですが再起動すると日本語になりますよ。
次に各種アップデートをターミナルから行います。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
$ sudo apt-get dist-upgrade
必要な人は最新ファームウェアの更新ができますが、公式では推薦されていないようです(僕はしました)。
$ sudo rpi-update
次に日本語入力環境をインストールします。
$ sudo apt-get install fcitx-mozc
ここで一度リブートしておくと良いと思います。
そうしないと日本語入力がうまく機能しなかったです。
次は好みもあるのですがもともと入っているエディタがnanoとvim-tinyなので個人的に気に入らない。
ということでvim-tinyを普段愛用しているvimに差し替えます。
$ sudo apt-get --purge remove vim-common vim-tiny
このコマンドで消してから、
$ sudo apt-get install vim
でvimをインストールし完了です。
とりあえずこれで初期設定は概ね完了だと思います。
ブラウザでネットサーフィンやメール、ゲームという普通のパソコンとして使用できますね。
それに加えいろんなソフトがプリインストールされていて、オフィス互換ソフトやプログラミングソフトなどなど楽しめますよ。
初期設定作業は記憶を頼りに書いているので何か忘れていたら随時追記しますね。
GPI接続の3.5インチタッチパネル液晶とケースを装着
基盤丸裸なのは流石に嫌ですし、せっかく小さいので小さい液晶とケースを装着しました。
今回僕が入手したのはOSOYOOの液晶とケースのセット。
理由は超安価だったからです。
先に言っておきますがお勧めしません。
GPI接続だと他の機器を接続できなくなりますし表示に遅延があります。
導入する場合はHDMI接続のものを選ぶと良いと思います。
この作業で一番苦労したのはケースのアクリル板を保護しているボール紙っぽいシートを剥がす作業。
非常に強固でしかも両面です。
1時間以上かかりましたよ。
組み立て自体は簡単です。
見た目もなかなか良いと思いますよ。
ただこのままじゃ液晶は映らないので、ドライバをインストールする必要があります。
HDMIで液晶に繋いで作業しましょう。
今回は僕の入手した液晶用の方法です。
購入した液晶により各種異なると思いますのでご了承ください。
と言っても公式に方法が書いてあるので詳細は割愛します。
こちらの方法でダウンロード、インストールしてから再起動したら完了です。
僕の時は6-1-3というバージョンでした。
現時点(2018/10/3)の最新Raspbian Stretchにて特にタッチパネル、表示も不具合なく使用できています。
ちょっと面倒臭いのがHDMIが同時使用できません。
公式にあるように毎回ターミナルからコマンドを打って再起動する必要があります。
僕は基本的に小さい液晶のまま使用しているので良いのですがね。
解像度が小さすぎてアイコンが重なり使いづらいと思いますので、バーのメニューからアイコンサイズを調整しておきましょう。
以上で今回の設定作業は完了でございます。
【結論】お手軽安価で勉強にもおすすめの可愛い存在です【まとめ】
最後までお読みいただきありがとうございました。
結論僕にとっては最強のツールになりましたね。
ここまで読んで興味を抱いた方は是非挑戦してみてください。
Raspberry Pi 3 Model B V1.2 (日本製) 国内正規代理店品
今回僕が入手したラズパイと同じモデルです。
こちらはスペックアップしている最新版。
次に液晶とケースセット。
これまた今回使用したモデルです。
SDカードが付属していないモデルだったのですが現在品切れ中の様子。
HDMI接続の液晶とケースのセットです。
断然こちらをおすすめです。
GPI端子も使うことができますしね。
僕がこのラズパイで何をしたいかというと、まず小さい執筆環境ってだけで僕の気持ちをそそります。
現に何記事かラズパイで執筆していますよ。
そしてLinuxなのでCentOSで立ち上げたようにサーバーにもなるんです。
こんな小さいサーバーって面白くないですか?
実はもうサーバーを構築しておりまして、すでにWordPressもインストール済みです。
また、MacBookからSSH接続でラズパイを操作したり、ラズパイからSSH接続でCentOSサーバーを操作したりできるようにもしています。
それらの方はまた機会があったら記事にしますね。
それでは良いミニマルPCライフを。
ではまた!