【不安・身体不調】落ち込んでばかりもいられないけど上がってばかりもいられないトキシック・ポジティビティ【メンタル逆効果】

表に出てきちゃった人ピーモンです。皆さん蔓延防止中や緊急事態宣言中はどのように過ごしてますか?

この1〜2年ほど、休業や時短営業などによりアルバイトが減ったり失業してしまい生活に余裕がなくなったりなどそれぞれ事情を抱えた人が増え、私も緩くではありますが用がなければ外出は控え自室で過ごしています。

それでも生きて行くため、少しでも楽しく過ごしたいとTikTokやインスタグラムなどSNSの中では、映え写真に意欲的なメッセージなど「キラキラした投稿」が多くあり、"そこ意外"は見えないようになっています。

現実世界では“前向きであること・元気であること”が当然で推奨されるべきこととして扱われいます。

ですが例えば、落ち込んでいる時に開いたSNSが眩しくて、無理やりポジティブに振る舞ってみたものの余計に辛くなったり、元気でないことに罪悪感を覚えて更に落ち込んでしまったりと、元気な状態でいなければならないと自分に言い聞かせすぎて逆効果になったことはありませんか?

"有害なポジティブ"という「トキシック・ポジティビティ」

 “トキシック・ポジティビティ(Toxic Positivity)”という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

日本語に訳すると“有害なポジティブさ”で、米フロリダ州フォート・ローダーデール拠点のセラピストグループ、ザ・サイコロジー・グループ(THE PSYCHOLOGY GROUP) https://thepsychologygroup.com

どんな状況下においても幸せで楽観的な状態でいることを過度かつ無益に一般化しすぎること。その結果純粋な感情を否定、矮小化、無効化すること

と定義しています。

 落ち込んでいる人に対して「元気出して!なんとかなるよ」「そのくらいで済んでよかった」「良いこともあるよ」などと励ますことも純粋な感情から目を逸らせるもので“トキシック・ポジティビティ”になる可能性があるといいます。

怒りや悲しみなどネガティブな感情を抑圧し、言葉にしたり表情に出さないことで後に不安やうつ、身体的不調につながる可能性がある強制的なポジティブは "有害なポジティブ" になります。

ザ・サイコロジー・グループはそのような言葉ではなく落ち込んでいる人を受け入れ、共感し、話を聞くことが大切だと説いてその場を設けています。

受け入れ、共感、話を聞いてもらえる方法

「話聞くよ」と声をかけて「うん、実はね…」と話し始める親友レベルの関係はそう多くはないものです。
かといって後々の関係を気にしなくて済むような全くの他人とそんな会話する機会もそうそうありません。

ある程度仲の良い人だったとしても、お酒の席でもなければ自然にそういう話になることはなかなかあるものではないですよね。このご時世、飲みにいく機会も減り必然的に話す機会も減っています。

そんな時は思い切って自分から「困った」や「助けて」を話してしまいましょう。

コツとしては何気ない日常会話の流れで、こないだこんなことがあったよ!くらいの軽い気持ち。

できれば会って顔を見て話せるのがベストですが電話やSNSて個人的に話せる場所であれば構いません。

「いや、実は落ち込んでてさ~…てへっ」と話し始めてみると意外と相手は受け入れて聞いてくれるし案外「実は自分も」と共感がもらえ相手からもそんな話を引き出すことができてしまったりします。

つまり、聞かせ上手が聞き上手なのです。

人に何かしてもらったとき、自然とお返ししたい気持ちになる、返報性の原理という心理現象があります。

例えばスーパーで試食をしたらその商品を買わなきゃいけない気がすることや、以前お土産を貰ったから自分もお土産を買ってあげようなどの心理現象。

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返報性の原理には好意の返報性、譲歩の返報性、自己開示の返報性、返報性の規範というものがあります。

このうちの自己開示の返報性を利用して自ら開示し、自分が先にすっきりした上で相手の役にも立ってしまおうという目論みです。

ある程度仲のいい人であれば、こちらが開示したら相手が感じた同等の開示をスムーズにしてくれます。

その内容が具体的であれば具体的であるほどに返ってくる話もより具体的になります。

自己開示をするために、これまでぐるぐると堂々巡りをしていた話の問題点が見えてきたり、自分は頭の中を整理することができ、話すことで感情の整理もできたりもします。

自分の話を深刻な内容だけど明るく話すことで相手も構えずに話すことができ、さらに相手の話に共感することで、相手も気持ちよく話してくれます。

また、それほど仲が良くなかったとしてもこちらが共感することで共通点が増え、これを機に仲良くなることもあります。

まとめ、鬱々とした気分はみんな持ってる

「頑張って」は元気がない人にとりあえずかける常套句になっているし、自粛期間中には外に出られない分、ZOOMを使った飲み会など、苦しい状況でも笑顔をたやさず頑張ることがもてはやされています。

今やこころの風邪として知られるようになっている "うつ" ですがほとんどの人の場合、病院には行かず、薬も飲まずに日々鬱状態と戦いながら生活をしている人も多くいます。

もちろんポジティブでいられるときにポジティブでいることは悪いことではありませんがポジティブでいられないときの感情も認め、ネガティブな日があるのは当然なこととして、自分自身に、また他の人に対しても無益にプレッシャーを与えていないか、サクッと自己開示をしてみて今一度確かめて見てはいかがでしょうか。

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